2016年度の実績がダントツで第一位、
そんな自動売買プログラムが
シグナル配信サービス
『MultiAgentEVO』としてリリースされています。
実力は折り紙付き
シストレ24では『Multiagent』
として登録されており
2016年は4.4倍という強烈な実績を叩きだしています。
「MultiAgent」は、
シストレ24という舞台の制約を受けるのですが
後述の通り、スプレッドの広い環境で
これだけの結果が出るのは凄い事です。
ちなみに、この
「4.4倍」には
それなりの根拠が有ります。
必要証拠金と、
想定最大ドローダウンとを合計して
「推奨運用資金」というのを算出し
その資金からいくらの利益が出たか?
という仕組みですね。
(必要証拠金×最大ポジション数)+最大ドローダウン額
で、今回のケースでは43万円という事になってます。
ちなみに、こちらのランキングでは
推奨資金が異なるので違う結果になっています。
それでも、
一年で2倍というのは凄いことです。
その他の自動売買ソフトについても
同様の計算になっているので公平な仕組みではありますが
実勢に即しているかどうか?
というのは議論の余地が有ると思っています。
これも後述しますが
こういった資金管理については投資家の責務ですから
本来ならおかしな話です。
とはいえ、
そうでもしないと
特に未経験者さんには「良さ」が伝わりにくいし
経験しないと分からない
という事も有ります。
なので商売としては
とりあえず興味を持って貰うという事が重要ですから
悪いことではないのかもしれません。
かくいう私自身も、
その実績の数字を使って
こうやって記事を書いている訳ですし
なかなか難しいところです・・・
MultiAgentEVOの仕組み
MultiAgentEVOの仕組みは、こんな感じです。
- 基本戦略:スイングトレード
- 使用通貨ペア:GBPUSD、GBPJPY
- 最大保有ポジション数:各5つ
- シグナル発生タイミング:ポンド円4時間・ポンドドル30分足確定ごと
- 決済シグナル配信:無し
※エントリー時にTP・SL指定。
長期のトレンドを読んで順張りしていく、
1時間足稼働のトレンドフォロー・スイングトレードシステムです。
使用する通貨ペアは
ポンド円とポンドドルの2通貨で
それぞれが、最大5つとなる
複数ポジションを積み増すタイプです。
大きなトレンドだと判断したら
ドンドン建て玉(保有数)が増えるという事ですね。
ポンド円とポンドドル
それぞれ1時間足での稼働となっていて
条件に合った相場環境に於いて
4時間または30分足が確定した時点でシグナルが発生します。
エントリーシグナルのメールに
TP(利益確定値)とSL(損切り値)が記載されており、
原則としてその数値に到達するまで完全放置となります。
途中で決済のシグナルが出ないので、
TPに掛かる直前で反転して損切りになる
という残念な事も、普通に起こり得ます。
ここを上手く介入して損失を減らすことが出来れば
更に成績が上がるかもしれないですね。
相場の得手不得手
- 一回の値幅が100pips幅
- 損切り幅もほぼ同様の90pips幅
となっている事も有り、
『MultiAgentEVO』のロジックとして
狭い幅でのもみ合い相場が苦手です。
一方で、
大きくトレンドが出ている時や
ニュース・事件などで大きく動く時が大好物です。
そう言う意味で、
EU離脱交渉で
今後も困難なやりとりが続きそうな国の通貨「ポンド」を使うのは
中長期的には有利に働くのでは?かと思います。
ポンド円は昔から暴れん坊と言われますし、
一発で100pipsくらいは簡単に動いてしまいます。
フランス大統領選挙の時は
月曜日、200pipsほどの窓開けをしましたが
しっかり利益となっています。
もちろん、
良いことばかりではなくて
逆に、急激な反転で大幅損失、
というケースも出てくるでしょうが
そこで損失を受けたとしても、
トレンドが発生してしまえば取り返す力は大きいので
長い目で付き合う必要は有ります。
シストレ24でも良いのですが
冒頭でも話題にしました通り、
この、元となったシステムは
現在でもシストレ24で利用可能です。
毎月の料金は必要ありません。
入金して選択⇒稼働、するだけでOKです。
なので、
そのまま利用する方が楽なのは間違いないです。
では、
何故、
同じロジックでシグナル配信サービスが
リリースされたか?というと
より有利な条件でトレードして欲しい
という事が、
その理由なのです。
シストレ24は
無料で使えるのが大きなメリットですが、
実は多大な料金を支払わされています。
スプレッド
という名前の手数料で
見えない形で・・・
これ、
以前、計測した事が有るのですが
GBPJPYのスプレッドは「6~7pips」も有ります。
↓
海外の業者はもちろん、
国内のほとんどの業者でも
ポンド円(GBPJPY)のスプレッドは
ほとんどが2pips以下でしょうから
およそ2~3倍以上になると思います。
※各社・ポンド円のスプレッド
会社名(サービス名) |
ポンド円 |
ポンドドル |
---|---|---|
DMM.com証券(DMM FX) |
1.1 |
1.1 |
GMOクリック証券(FXネオ) |
1.1 |
1.1 |
FXプライム byGMO(選べる外貨) |
1.8 |
1.1 |
SBIFXトレード |
1.29 |
3.0 |
外為ファイネスト(MT4 ZERO) |
1.8※ |
1.7※ |
※外為ファイネストは変動スプレッド。それ以外は減速固定。
⇒外為ファイネストの詳細はこちら
この様に、
外部環境の方が条件が良い訳ですから
比較的厳しい環境であるシストレ24というクビキから外れる事で
我々投資家は、より良い条件で
好調なロジックの旨みを享受できるのではないか?
という提案です。
ロット設定など注意点
シグナル配信という奴は
配信を受ける側が自分自身で決めなければいけない部分
というのが多く有ります。
1つが前述の利用業者であり
もう1つは、ロット設定だろうと思います。
資金管理、と言うのが正しいですが。
『MultiagentEVO』は、
最大で5ポジションを
同時に保有してしまう事も有ります。
2通貨ペア同時に運用するとなると
合計で10ポジションですね。
必要証拠金を計算してみても
- ポンド円なら145円×10,000÷25=58,000円
- ポンドドルなら1.3×10000×110÷25=57,200円
※レートは2017年5月1日時点参照
となり、
全部で1,152,000円です。
一律・1万通貨で運用しようと思うと
100万円有っても足りないって事になります。
仮に、
レバレッジ400倍の海外業者なら
単純に72000円という事になりますが
レバレッジ25倍の国内業者だと
エントリーするだけでも
資金の余裕が相当必要になりますね。
そして、
利益が出ている間は良いですが
損失になる事も当然有ります。
それが続く事も・・・
一回のトレードにおける
損切りが90pipsだとして、
1通貨ペア5ポジション保有中に
その全てが一気に損切りに掛かってしまったら
90×5=450pipsの損失です。
1万通貨、円口座でエントリーしていたら
450×100円=45,000円の損失となります。
2通貨ペア同時にフル損切りが起こると
それだけでマイナス9万円です。
これが2~3回続いたら、
30万円近い損失が普通に起こるという事になります。
これも、
100万円資金として考えれば
約30%のドローダウンという事になります。
かなり大きな負担ですね・・・
例えば、資金が一桁多い位だと
安心して見ていられるかもしれないですね。
あるいは、
ロットが1/10くらい?でしょうか・・・
本来、
この様な形で
リターンとリスクのバランスを計算するのは
投資家自身の責任ですから
こういう計算をせずに使うというのは
もともと、危険きわまりない事なので
もし、一度もこういう計算をしたことが無ければ
この機会に是非、計算してみて下さい。
資金管理は大切です。
利益を狙いすぎると損失が大きくなりますし
損失を怖がっていると利益がなかなか増えていきません。
利益はいくらでも欲しい、
というのが人間心理ですが
損失が大きくなるのはツラい。
リスクとリターンのバランスを
上手く取れる人が、
投資で長く生き残れるという事がおわかり頂けると幸いです。
シグナル受信からの手動トレード
『MultiagentEVO』はシグナル配信ですから
自動売買、
いわゆるほったらかしでは無く
シグナルがメールで届いたら
自分でエントリーする事になります。
一回の値幅が
100pipsですので
シグナルを受けたからと言って
即座に対応できなくても、
数分遅れる位で有れば
長い目で見て大きな差にはならない上に
多少のズレがある事で、
むしろ、より有利な条件でエントリーする
という可能性も有ります。
不利な時期、有利な時期、
合わせて長期的には平準化されるという考えであれば
細かいことは気にならないかもしれませんが
ポンドを使うという事ですので
どうしても、夜間から早朝に掛けて
シグナル発生の頻度が上がってきます。
という事で
眠っている間にシグナルが来て
それに対応できないかもしれない・・・
と考えるのは当然のことだと思いますし
実際の配信を受けていると
結構なストレスになったりします。
そこで、
シグナルを受けて、
MT4で自動的に売買させるという選択肢について
解説させて頂きます。
シグナル配信からの自動売買
シグナル配信でのトレードを
24時間稼働しているFX相場で行う
と言う場合、
どうしても、
夜中や仕事中などのタイミングで配信を見逃すという
チャンスロスが気になるかと思いますが
そう言う場合は、
MT4の業者を使って自動売買させてしまいましょう。
配信費用とは別に
ソフトの使用料金が掛かってしまいますが
こちらのソフトを使うと、自動売買が可能になります。
MT4での自動売買を使って
複数の業者で平行して使ったり
国内の低スプレッド業者で
手動でのトレードをする、という事も可能なので
毎月の配信にかかるコストは、
長い目で見れば回収に困らないかもしれません。
もちろん、
もっとシンプルに、
最初から自動売買ソフト(EA)として
購入することも可能です。
http://www.trgy.co.jp/service/automatictradesystem0/multiagentevo/
54,000円で売り切りとなっていますが
価格がネックとなっている場合など
とりあえず試しに使ってみたいという時や
自分の好きな業者で手動トレードしたい、
という場合はシグナル配信が良いでしょう。
↓